コラム

夏風邪について

夏風邪に注意

冬が終わって、猛威をふるったインフルエンザも終息してきていますが、夏に向かっても特に子供は風邪を引きます。その中で代表的なものが手足口病、ヘルパンギーナ、プール熱と言われるもので「3大夏風邪」とも呼ばれています。

風邪を引いたら、病院に受診して、抗菌薬(抗生物質)を処方してもらって元気になって仕事や学校に復帰するということは誰しも経験している事かと思いますが、抗菌薬の不適切な使用により薬剤耐性菌がどんどん増えているのです。この不適正な抗微生物薬使用に対してこのまま何も対策が講じられなければ、2050 年には全世界で年間1,000 万人が薬剤耐性菌により死亡することが推定されている。

どうしようって思いますよね。

安心して下さい。国も対策しています。厚生労働省が「抗微生物薬適正使用の手引き」を全国の病院や薬局に配り、適正使用を促しています。

じゃあ、これを見てくれている皆様は何もしなくて良いのかと安心してはいけません。

もし、病院で抗菌薬を処方されたら、正しい用法用量をきっちり守って、出された薬は最後まで飲みきる。良くなったからといって、途中でやめると、生き残った菌が薬剤耐性菌に変身してしまうかもしれません。

さて、最初のお話に戻りますが、3大夏風邪ってこれは全部ウイルス性の風邪なのです。ウイルス性の風邪には抗菌薬は効果を示さないのです。水分・栄養・休息をしっかり取れば、自身に備わった免疫力で自然に良くなります。ただし、まれに髄膜炎や脳炎を合併する危険性はあるので発熱が長く続いたり、頭痛や嘔吐などが続くときにはすぐに受診しましょう。

生駒駅前南店 薬剤師:川﨑 俊之
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